エニアグラム タイプ9:平和を好む子
大人向けのエニアグラム解説ではなく、親から子どもを見た時の目線で解説していきます。
最後に各タイプの子どもに対して、どのように接することが子どもの成長につながるかを書いてあります。
▼他のタイプはコチラ ※順次記事をあげていきますので少々お待ちを。
◇タイプ9―平和を好む子
穏やかなオーラ―を放ち、マイペースで、共感力が高い子です。
人の話をよく聞き、相手の立場や気持ちがよく分かり、大抵のことは受け入れられる心の持ち主です。
調和を乱さないために、自己主張はあまりしません。
しかし、自分のペースが乱されることを人一倍嫌い、頑固で腹を立てやすいといった一面もある子です。
■分裂の方向はタイプ6
ストレスを抱えると一番やっかいなタイプです。
もうダメかもしれない…と漠然した不安をかかえ、ため込んだ不満を一気に爆発させたり、自暴自棄になりやすくなります。
普段は問題を見過ごして、行動に腰が重くなるタイプ9ですが、タイプ6が顔を出すと、あらゆるリスクにアンテナが立ち、行動を起こせるようになるともいえるのです。
■統合の方向はタイプ3
タイプ3の要素を受け入れると、自分の感情や願望を表に出したくなります。
もっと輝くために何が必要なのかに気付き、努力し、変化を恐れなくなります。
こうなると、目的達成への意欲がわいて一回り成長した子になります。
■とらわれ(落とし穴)
タイプ9のとらわれは「怠惰」です。
自分の内面的な心の平和をかき乱されることを恐れます。
日常の現実から受ける刺激を避け、安全なところで生きようとします。
そのため、身の回りで起きる問題を見て見ぬふりをして、見過ごすうちに無気力な人になっていってしまう危険があります。
■タイプ9の子どもをサポートするには…
①魔法の言葉
マイペースすぎる我が子に、この子は大丈夫なのか?と心配される親御さんも多いと思います。
タイプ9の子は、無理にグイグイ引っ張っていってもなかなか行動を起こすことはありません。
親は子どもと同じ目線で、同じ態度で穏やかな雰囲気で優しく話すと受け入れてもらいやすくなります。
共感力が高いタイプ9の長所を生かして、子どもと同じように素直に親御さんの心配ごとを子どもに打ち明けると、子どもとの距離は縮まります。
タイプ9の子どもに対する声掛けは、
「あなたのおかげで楽しいわ」
「あなたの意見を尊重するから聞かせて。➡それ、いいね!」
この言葉を覚えてしまいましょう!
②勉強に対するサポート
平和主義の子ですので、勉強に対する闘争心といったものはあまりありません。
周囲が「こうした方がいい」というと、その子に合っていない勉強方法でも、NOと言えずに「その通りにします」と、なりがちですので注意が必要です。
無理に大きな目標を立てたり、未来予想図を描かせるのはやめましょう。
大器晩成の子ですので、のんびりであっても続けることで着実に伸びていきます。
階段を一段一段、着実に上りながら、「ぼくにもできるんだ」と実感していくことで、子どもは「もっとこうしたい」という希望を見出していきます。親はそれを信じてあげてください。
③親と子の絆
▼エニアグラムを使って、親子の絆を強くするためにどう接するとよいのかをまとめています。
実は夫婦間の絆作りにも使える内容だと思っています。
とても参考になりますので、必ずチェックしてくださいね♡