エニアグラム タイプ2:助ける子
大人向けのエニアグラム解説ではなく、親から子どもを見た時の目線で解説していきます。
最後に各タイプの子どもに対して、どのように接することが子どもの成長につながるかを書いてあります。
▼他のタイプはコチラ ※順次記事をあげていきますので少々お待ちを。
◇タイプ2―助ける子
常に周囲に気を配り、どうすれば相手の役に立てるかを考えています。自分のためではなく、相手のために時間を使うことを惜しみません。
反面、人からお礼や感謝の言葉がないと深く傷つきます。
人間関係を大事にする子ですから、学校生活では良好な人間関係を求めます。
人に必要とされ、感謝される自分に大きな喜びを感じます。
疲れや怒りを表に出すことはあまりなく、体調を崩すという形で表面化するタイプ2なので、注意が必要です。
■分裂の方向はタイプ8
目の前の相手のことを常に考えているタイプ2ですが、ストレスがかかると、分裂の方向タイプ8が顔を出します。
「こんなにしてあげているのだから言うとおりにして!」と自分の思い通りにならない相手に腹を立てたり、攻撃的になります。また、気を許す相手の前では、やたらと愚痴りたがります。
普段、自己主張をするタイプでないのに、分裂の方向に向いているときは、リーダーシップをとることができるとも言えるのです。
■統合の方向はタイプ4
いつも自分のことは後回しになりがちなタイプ2です。自分に助けが必要なときでも助けを求めることができません。
しかし、タイプ2がタイプ4の要素を取り入れられると、自分に必要な助けを素直に相手に求めることができます。ありのままの自分を表現することができます。
人間関係に悩むことが多いタイプ2ですが、統合のタイプ4を受け入れ、成長することにより、自分よりも相手のことを助けられるという素晴らしい長所とともに、見返りは求めず、自分も助けられながら人間関係を築くことができます。
■とらわれ(落とし穴)
タイプ2のとらわれは「プライド」です。
やってあげる人が自分で、やってもらう人が相手だという関係性を作ってしまいます。そして、自分は助けられる必要がないから大丈夫だと思い込みます。
落とし穴にはまると、独占欲が強くなり、必要とされたい一心で相手をコントロールしようとします。
■タイプ2の子どもをサポートするには…
①魔法の言葉
家で親を助けるだけでなく、学校でも先生やお友だちをたくさん助けているはずです。
「ありがとう」「みんなのために頑張っているね」と、感謝の言葉を忘れないように伝えてあげてください。
タイプ2の子どもに対する声掛けは、
「嬉しい」「ありがとう」「助かったよ」
「これはたくさんの人の役に立つね!」
「みんなのために頑張っているね!」
この言葉を覚えてしまいましょう!
②勉強に対するサポート
自分のために勉強をするという考え方はNGです。
勉強を通して、人の役に立っていることを見せることができれば、やる気が湧くはずです。勉強を教える友だちの存在があったり、この学問が世の中の役に立つと考えて、やる気が出る場合もあるかもしれません。
もし、よい成績が取れた場合は、「やったね!」ではなく、「ありがとう」の方が心に響くことでしょう。
③親と子の絆
▼エニアグラムを使って、親子の絆を強くするためにどう接するとよいのかをまとめています。
実は夫婦間の絆作りにも使える内容だと思っています。
とても参考になりますので、必ずチェックしてくださいね♡