エニアグラム タイプ5:観察する子
大人向けのエニアグラム解説ではなく、親から子どもを見た時の目線で解説していきます。
最後に各タイプの子どもに対して、どのように接することが子どもの成長につながるかを書いてあります。
▼他のタイプはコチラ ※順次記事をあげていきますので少々お待ちを。
◇タイプ5―観察する子
いつも一歩引いてみている子です。物事をよく観察し、分析します。
9つのタイプの中で一番内向的であり、知的好奇心の高さも一番です。気に入ったひとつのことにひたすら深くのめり込んでいきます。
コミュニケーションは得意ではないですが、ディベートは好きです。
■分裂の方向はタイプ7
基本的には慎重で衝動的に行動するようなことはないタイプ5ですが、ストレスがかかるとタイプ7が顔を出します。衝動的になり、怖れと焦りから、はめを外してたくさん買い物をしたり、色々なことに手を出しながらも、なにひとつ学べていない状態になります。
が、同時に、活発に行動し、自由な活動ができる喜びを知ることができるとも言えるのです。
■統合の方向はタイプ8
知識を活かして、未来に向かって、決断、行動をします。
何事にも挑戦してみようという強い意志があり、自信に満ち、知識を未来のために生かせます。
■とらわれ(落とし穴)
タイプ5のとらわれは「ためこみ」です。
調べて調べて知識や情報をため込みます。しかし、それを外に出すことをためらいます。ため込まずに使うと、不安に備えられなくなくなってしまうと恐れるからです。
ため込みができていないと感じると、人との関わりを避け、自分だけの世界に閉じこもります。
■タイプ5の子どもをサポートするには…
①魔法の言葉
一人の時間が大切な子ですので、過度に干渉せず、探求の時間を与えてあげてください。
その上で、子どもが何に興味を持っているのか把握しておいてください。
また褒めるときは”さりげなく”!大げさに褒められると、本当に思っていないのに褒められたと考えてしまう子なのです。
タイプ5の子どもに対する声掛けは、
「(さりげなく)すごいなぁ~」
「あなたの興味を持っていることを教えて」
この言葉を覚えてしまいましょう!
②勉強に対するサポート
旺盛な知識欲でいろいろなことを知りたがります。子どもの周りに常に本を置いておく環境にしておけば、自ら知識を得るために読書をする子です。
そのまま勉強好きに発展していく可能性があります。
しかし、知識を得ることと勉強とのバランスがうまく保てなかったり、何のために勉強をしているのか?という目的がないまま進んでしまいがちです。
子どもがハマっていることを尊重しつつ、「ここまでやったらストップ」と勉強にタイムリミットを設定してあげるのがいいです。同時に「今勉強していることがどう世の中の役に立つのか」を教えることも親として大切なことだと思います。
③親と子の絆
▼エニアグラムを使って、親子の絆を強くするためにどう接するとよいのかをまとめています。
実は夫婦間の絆作りにも使える内容だと思っています。
とても参考になりますので、必ずチェックしてくださいね♡
エニアグラム タイプ4:個性を求める子
大人向けのエニアグラム解説ではなく、親から子どもを見た時の目線で解説していきます。
最後に各タイプの子どもに対して、どのように接することが子どもの成長につながるかを書いてあります。
▼他のタイプはコチラ ※順次記事をあげていきますので少々お待ちを。
◇タイプ4―個性を求める子
常に自分らしさを探し、自分は個性的で特別だと思うことでアイデンティティを保ちます。同時に、人や物事の個性も見抜き、尊重することができる子です。
自分の中には何か欠落したものがあると思い続けているため、それを求めて、現状に満足できずに苦しむことも多いです。
喜怒哀楽の感情を深く追求して味わおうとします。暗い感情も味わうのが嫌ではありません。また、想像力が豊かで、ぼんやりと物思いに耽り、心に浮かんだことを表現することで芸術に秀でる場合もあります。
■分裂の方向はタイプ2
普段は自分と相手との間に一線を引いて、一定の距離をとっているタイプ4ですが、ストレスを感じると、相手に依存したり、自分の想いを過剰に押し付ける行為にでてしまいます。
ですが、一方で、相手のために何かをしようと、自分よりも相手のことを先に考えられるようになるともいえるのです。
■統合の方向はタイプ1
自分のことを優先させるタイプ4ですが、タイプ1のように、目の前で起きていることを客観的に受け入れ、地に足がついた状態になることができます。
ルール通りに従ったり、現実的に意味のある行動をすることが、自分の個性をなくすことにはならない、と理解できるタイプ4に成長します。
独特な感性や個性で人の役に立つことができるようになります。
■とらわれ(落とし穴)
タイプ4のとらわれは「妬み」です。
自分らしさを探す上で、周囲の人と自分との違いを比較します。人を見下したり、自分が劣っていると感じると、妬みを抱きます。
「妬み」の落とし穴にはまると、否定的な感情にとらわれやすく、「誰も私を理解してくれない」と殻に閉じこもってしまうことがあります。
■タイプ4の子どもをサポートするには…
①魔法の言葉
いつも自分らしさをさがしています。
そのため、いつも周りの人と自分を比較し、相手との違いの中に自分らしさを求めます。
普通と言われることが嫌いです。心を閉ざしてしまいます。本当の自分の姿に気が付いてほしいのです。
タイプ4の子どもに対する声掛けは、
「あなたらしくてすごくいい!」
「やっぱりあなたは他とは違う特別だよね!」
この言葉を覚えてしまいましょう!
②勉強に対するサポート
世間に評価されるような目標達成には興味がありません。タイプ4にとって、あくまで勉強は目的を達成させるための手段です。理由がないのに勉強はできません。
なので、勉強を手段とさせるための目的・理由を作ってあげてください。
「あなたにしかできない理由」「あなた専用のドリル」など…。意欲を出したタイプ4は、想像以上の成果を出してくれるはずです。
③親と子の絆
▼エニアグラムを使って、親子の絆を強くするためにどう接するとよいのかをまとめています。
実は夫婦間の絆作りにも使える内容だと思っています。
とても参考になりますので、必ずチェックしてくださいね♡
エニアグラム タイプ3:達成する子
大人向けのエニアグラム解説ではなく、親から子どもを見た時の目線で解説していきます。
最後に各タイプの子どもに対して、どのように接することが子どもの成長につながるかを書いてあります。
▼他のタイプはコチラ ※順次記事をあげていきますので少々お待ちを。
◇タイプ3―達成する子
高い目標を掲げ、自分の価値を高めるために達成しようとする子です。目指しているのはよいことではなく、自分のおかれている環境において価値のあることです。
目標達成のための努力は惜しみませんが、自分が必死になっている姿を人に見られることを嫌う子です。
価値があると判断すれば、勉強も運動もエネルギッシュに頑張ります。
その取り組み方は、どんな手段を使ってでも目標達成できる効率的なルートを選び、成功しやすい過去のパターンを参考にします。
(やはりタイプ1とは真逆なのが面白い^^)
■分裂の方向はタイプ9
周囲から自分が認められていないダメなやつだと思うと、一気にモチベーションが低下して、分裂の方向タイプ9が顔を出します。
人からダメ出しをされることを避けるために、平凡な人間を演じたり、投げやりな態度を見せたりします。
が、同時に、リラックスできて、周囲の人がとっつきやすい人柄になるともいえるのです。
■統合の方向はタイプ6
自分をよく見せることに必死なタイプ3ですが、人をサポートしたりチームのために尽くすことができるタイプ6の要素を取り入れると大きく成長します。
見た目や効率を無視して、自分のためではなく、誰かのために献身的になることができれば、他人の評価に左右されない、確固たる自信がつくはずです。
■とらわれ(落とし穴)
タイプ3のとらわれは「虚栄」です。
「自分には価値がない」ということに、最も恐れています。
その結果、ありのままの自分ではなく、成功している自分を見せて周りから認められようと必死になります。
「虚栄」の落とし穴にはまると、価値がない人間に思われたらどうしようと不安になり、実力以上の自分を見せて、負のスパイラルに陥いります。
■タイプ3の子どもをサポートするには…
①魔法の言葉
とにかく子どもに「あなたは価値のある人間だ」と、励ます言葉を常にかけてあげてください。自分に価値があると分かれば、自信を持って、目標達成のために行動ができる子です。
周りに自分がどう見えるか、服装や言動を気にしていても、決して「どうして見た目ばかり気にするの!」と指摘してはいけません。
これは、タイプ3が自分らしく前向きに行動するためのモチベーションにつながる行動です。否定せず、応援してあげてください。
タイプ3の子どもに対する声掛けは、
「あなたのことをとても自慢に思っているよ」
「頑張っているあなたの姿を見て、お母さんも頑張ろうと思える」
この言葉を覚えてしまいましょう!
②勉強に対するサポート
大きな目標を立てるのが得意ですが、そこに至るまでのステップとしての短期目標を立てるのが苦手です。なので、途中の段階で、上手くいかなくなることが多くと、そうなると、自分はダメな人間だと自信をなくし、深く傷つきます。
タイプ3の子には、ハードルが低めの「ドリルを1枚15分で解く」など短期目標を設定してあげるといいです。目標を達成したことがその子の地震につながりますし、なにより、短期目標をクリアしていくことが、大きな目標へのゴールにつながるということを学びます。
目標達成へのエネルギッシュな意欲と実践能力が結び付けば、大きな達成が得られますよ。
③親と子の絆
▼エニアグラムを使って、親子の絆を強くするためにどう接するとよいのかをまとめています。
実は夫婦間の絆作りにも使える内容だと思っています。
とても参考になりますので、必ずチェックしてくださいね♡
エニアグラム タイプ2:助ける子
大人向けのエニアグラム解説ではなく、親から子どもを見た時の目線で解説していきます。
最後に各タイプの子どもに対して、どのように接することが子どもの成長につながるかを書いてあります。
▼他のタイプはコチラ ※順次記事をあげていきますので少々お待ちを。
◇タイプ2―助ける子
常に周囲に気を配り、どうすれば相手の役に立てるかを考えています。自分のためではなく、相手のために時間を使うことを惜しみません。
反面、人からお礼や感謝の言葉がないと深く傷つきます。
人間関係を大事にする子ですから、学校生活では良好な人間関係を求めます。
人に必要とされ、感謝される自分に大きな喜びを感じます。
疲れや怒りを表に出すことはあまりなく、体調を崩すという形で表面化するタイプ2なので、注意が必要です。
■分裂の方向はタイプ8
目の前の相手のことを常に考えているタイプ2ですが、ストレスがかかると、分裂の方向タイプ8が顔を出します。
「こんなにしてあげているのだから言うとおりにして!」と自分の思い通りにならない相手に腹を立てたり、攻撃的になります。また、気を許す相手の前では、やたらと愚痴りたがります。
普段、自己主張をするタイプでないのに、分裂の方向に向いているときは、リーダーシップをとることができるとも言えるのです。
■統合の方向はタイプ4
いつも自分のことは後回しになりがちなタイプ2です。自分に助けが必要なときでも助けを求めることができません。
しかし、タイプ2がタイプ4の要素を取り入れられると、自分に必要な助けを素直に相手に求めることができます。ありのままの自分を表現することができます。
人間関係に悩むことが多いタイプ2ですが、統合のタイプ4を受け入れ、成長することにより、自分よりも相手のことを助けられるという素晴らしい長所とともに、見返りは求めず、自分も助けられながら人間関係を築くことができます。
■とらわれ(落とし穴)
タイプ2のとらわれは「プライド」です。
やってあげる人が自分で、やってもらう人が相手だという関係性を作ってしまいます。そして、自分は助けられる必要がないから大丈夫だと思い込みます。
落とし穴にはまると、独占欲が強くなり、必要とされたい一心で相手をコントロールしようとします。
■タイプ2の子どもをサポートするには…
①魔法の言葉
家で親を助けるだけでなく、学校でも先生やお友だちをたくさん助けているはずです。
「ありがとう」「みんなのために頑張っているね」と、感謝の言葉を忘れないように伝えてあげてください。
タイプ2の子どもに対する声掛けは、
「嬉しい」「ありがとう」「助かったよ」
「これはたくさんの人の役に立つね!」
「みんなのために頑張っているね!」
この言葉を覚えてしまいましょう!
②勉強に対するサポート
自分のために勉強をするという考え方はNGです。
勉強を通して、人の役に立っていることを見せることができれば、やる気が湧くはずです。勉強を教える友だちの存在があったり、この学問が世の中の役に立つと考えて、やる気が出る場合もあるかもしれません。
もし、よい成績が取れた場合は、「やったね!」ではなく、「ありがとう」の方が心に響くことでしょう。
③親と子の絆
▼エニアグラムを使って、親子の絆を強くするためにどう接するとよいのかをまとめています。
実は夫婦間の絆作りにも使える内容だと思っています。
とても参考になりますので、必ずチェックしてくださいね♡
エニアグラム タイプ1:完璧を求める子
大人向けのエニアグラム解説ではなく、親から子どもを見た時の目線で解説していきます。
最後に各タイプの子どもに対して、どのように接することが子どもの成長につながるかを書いてあります。
▼他のタイプはコチラ ※順次記事をあげていきますので少々お待ちを。
◇タイプ1―完璧を求める子
まじめではっきりした子です。はっきりした目標や目的意識をもっていて、どんなことでも今よりもっと理想に近い状態にできると考えています。
ですから、勉強や運動などに対しても、妥協せず取り組みます。努力家です。
その取り組み方は、計画通りに手順をきちんと踏んで、自分が今どの段階にいるのか?次にどこをクリアにするのか?を明確にしながら最終目標を達成しなければ気が済まないので、途中でショートカットしたりすることが大嫌いです。
(どんな手段を使ってでも目標達成をすればよい、と考えるタイプ3とは真逆なのが面白い^^)
ということは…そう、計画通りにいかなくなると、すごくイライラします。
勉強もやる気を一気に失います。
■分裂の方向はタイプ4
自分に厳しいタイプ1ですが、ストレスがかかると、分裂の方向タイプ4が顔を出します。
「僕だけがちゃんとしている」「自分はこんなにもやっているのだから」とすねたり愚痴ったりします。が、同時に、いつもは自分に厳しいスタンスの子が、自分の感情と向き合う時間を作っているともとれるのです。
■統合の方向はタイプ7
まじめなタイプ1は「楽しく、自由にやること」を軽視しがちです。
ふざけているクラスメイトに腹を立てたりします。
しかし、タイプ1がタイプ7の要素を取り入れ、「もっと楽しくするにはどうしたらいいか?」と考えられるようになれば、成長につながります。
「こうあるべきだ」と考えるのではなく、「こうしたい」と考え、目の前のことに楽しんで取り組めるような状態がベストです。
■とらわれ(落とし穴)
タイプ1のとらわれは「怒り」です。
完璧を求めた結果、上手くいかなった時に「怒り」の落とし穴にはまると、抜け出せなくなります。
やっかいなのが、全身に怒りを感じても、「怒りで感情をむき出しにすることは、正しくない」と自分に言い聞かせるため、自らの怒りを認めず、外に出さないようにします。
そのため、自分は悪くないと正当化し、周りが間違っていると相手を批判し、抑えつけようとする不健全な状態が起こります。
タイプ1にとって、自らの怒りを認めることが成長へのステップです。
■タイプ1の子どもをサポートするには…
①魔法の言葉
子どもの目標や理想を理解してください。それを軽く受け止めたり、からかったりしないように。子どもは真剣なので傷つきます。
「ここを間違えたら大変だよ」などという指摘は、努力している子どものストレスになります。
また、「このままでもなんとかなるよ」「適当で済ませておいたら」というスタンスは、タイプ1の子どもにとって腹落ちしない言葉となり、むしろ、どうしていいのか混乱させ、不安にさせてしまうだけです。
タイプ1の子どもに対する声掛けは、
「着実に進んでいってるじゃない!」
「それができるあなたは素晴らしい!!」
この言葉を覚えてしまいましょう!
②勉強に対するサポート
目標設定の方法、計画の立て方、メリット・デメリットのリスト化、何から始めるべきかの優先順位立て…を一緒にできるといいです。
また、都度、実行過程をチェックしてあげるとやる気が起きます。
もし、計画通りにいかなくて子どもがイライラしたときは、魔法の言葉をかけて、もう一度、リスト化と優先順位立てを組みなおします。きっと軌道修正して取り組めますよ。
③親と子の絆
▼エニアグラムを使って、親子の絆を強くするためにどう接するとよいのかをまとめています。
実は夫婦間の絆作りにも使える内容だと思っています。
とても参考になりますので、必ずチェックしてくださいね♡